青春の記憶〜台湾映画「九月に降る風」〜

久しぶりに台湾映画を観てきました。
東京のN先輩お薦めの「9月に降る風」。
当時の台湾を思い出して胸がキュンとなると聞いたからです。

時代は90年代半ば、舞台は台北郊外の街、新竹。
7人の男子高校生たちの恋あり、友情ありの甘く切ない思い出物語。

学年も性格も異なる7人は、授業をさぼって煙草を吸ったり、
夜プールに忍び込んで乱痴気騒ぎを起こしたりしては教務室に呼ばれる不良たち。
青春時代のエネルギーをもてあます男の子たちはどの国にもいるものです。

親分肌のイエン、優等生タイプのタン、男気のあるヤオシン、つかみどころのない「超人」、
めめしいポーチュー、子どもっぽいチョンハン、先輩に合わせてしまうチーション。
(私の好みはヤオシンです)

どんな時もつるんでいた仲間だったのに、卒業後はそれぞれの道に分かれていくという、
誰もが経験したことのある青春の一ページが描かれているので、国や世代を超えて
共感を集める映画なのではないでしょうか。

監督は、1976年生まれの新鋭トム・リン(林書宇)。
この映画は監督の自伝的要素が色濃く投影されているのだとか。

注目すべきは90年代台湾プロ野球界のスーパースター、廖敏雄(リャオ・ミンシュン)が
特別出演していることです。
野球賭博が問題になったあのころ、英雄として多くの人々の人生に影響を与えた彼の登場は、
台湾の人たちや当時の台湾を知る人たちのノスタルジーをかきたてるのに一役買っています。

ちなみに、原題の「九降風」とは、新竹に9月に吹く季節風のことを指し、
この時期、台湾では卒業&入学シーズンと重なることもあり、
日本の桜のように青春の新たな旅立ちと別れを象徴する代名詞ともなっているのだそうです。

胸キュンになりたい方、必見です。

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No title

素敵な映画のようですね。観てみたくなりました。
台湾の映画も素敵ですね。僕は以前見た「藍色夏恋(藍色大門)」が印象に残っています。
プロフィール

Author:成瀬千枝子

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